SNSとの心の距離感

私はここ最近、SNSから離れています。 南口綾瀬としての私は、このWEBと小説のあとがきにのみ存在するような状態です。
だけど少し前までの私は、オンライン上で色々な方と知り合う機会がありました。 もしかしたらこうして来てくれたあなたも、 いつかのタイミングで私と関わった人なのかもしれませんね。 あの時はありがとう!
SNSの恩恵
私がSNSを始めたきっかけは力試しでした。 執筆を続けるかどうかを判断するため、ネット上に小説を投稿したのです。 多くの人に見てもらわないことには判断できないので、 宣伝ツールとしてSNSを利用するようになりました。そもそも私は、小説を書くことにそこまでの執着がないのかもしれません。 あのとき応援してくださった方々がいなかったら、 早々に書くことを辞めていたでしょう。 自信を与えてくれて、本当にありがとうございました。
私が書いた作品で、SNSというかオンラインに影響を受けた物語もあります。 一番は、力試しに投稿した作品「束縛」です。 皆さまの反応を見ながら書き換えて、ようやく完成しました。
他にも「ぼっちママ探偵」はSNSの要素を加えることで大幅変更しましたし、 「明日のわたし」にはSNSでの出会いから生まれた短編が収録されています。
SNSから離れたのは
それでも距離を取ろうと思ったのは、私が色々気にしすぎるから。 必要な情報だけを選ぶことがとっても苦手で、 関わったすべてのことに多くの時間を費やしてしまいます。情報過多なSNSの世界は、ひとたび触れるとなかなか出てこれられない。 そこに費やした時間を補うのは大変なことです。 仕事と子育ての合間に活動しているから尚更、結構な痛手です。
だけど、電子書籍を主な媒体として活動している私にとって、 SNSは宣伝ツールとして捨て置けないと思って頑張っていました。
SNSの宣伝効果
なのですが、小説とSNSの親和性は、 私が当初予想していたよりも高くないなと今は感じています。 漫画や動画など視覚的に入れて、 すぐにアクセスできるものは相性がいいと思うのですが。継続した効果は得られないですが、スタートダッシュにはいいかもしれません。 このゼロではないというのが引っかかるところで、 有り無しで言えば効果はあるから続けている人も多いのでしょう。
SNSを楽しむついでにちょこっと宣伝をする、 ということができる人には向いている。 そもそも趣味でSNSをやっている、という人にも向いているでしょうね。
だけどもし、苦手だけど宣伝のために頑張っているという人がいたら、 その時間を執筆なりご自分の活動に充てたほうが断然いいと思います。 私みたいに、本来の活動が疎かになるのなら本末転倒ですもんね。
SNSから離れてみて
距離を取ってみてどうだったかというと、なんというかまあ、すごくイイ感じです。 本当に向いていないんでしょうね。SNSを利用することが悪いというのじゃなくて、 私は日々の些細な出来事や気付きを一旦心の中に溜めておきたいタイプ。 たぶん、それが溢れそうになったらようやく何かに活かせるのです。
タイミングが違うというだけで、 自分の中の何かを発信するという意味では小説もSNSも同じかもしれません。
だったらもっと気軽に発信すればいいじゃんって思うかもしれませんが、 それができたらきっと私は絵を描いていないし、小説も書いていないのです。 器用な人が羨ましいなとも思いますが、 この不器用さが私の原動力なので、もう受け入れることにしましたよ。
今後について
SNSは離れても、作品を通して皆さまと交流を持てたらそれはやっぱり嬉しいです。 そのため、twitterだけはまだアカウントを残しています。 アカウント消失しない程度にはツイートしようと思います。たぶん・・・物語の感想など、ツイートやDMで伝えてくれたら嬉しいです。 皆さまにいただいたご感想は、自分用に大切に保存していたりします。 もちろんamazonレビューやメールでも嬉しいです。 twitterのアカウントも、いつまで残しておくかわからないので。
私は語ることが苦手ですが、 そのぶん創作物に思いのすべてを注ぎ込んでいこうと思っています。 だからそれに対する反応はとても嬉しく、次への力になっています。
少し時間がかかると思いますが、 自分の心の奥深くにあるものに目を向ける時間を大切にして、 次回作に挑みたいなと思っています。
このmemoも近況報告としてたまに更新していく予定なので、 よければまた見に来てくださいね。 ではでは!
2023/5/14 南口綾瀬
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