クリエイターのための著作権



夏休みは終わったはずなのに、子どもたちは分散登校や短縮日課。 なんだか私まで切り替えができません。

これはもう諸々集中できそうにないと諦め、しばらくは創作に分類される活動は夜に回してしまおうかと。 代わりに日中、子どもたちと一緒に過ごしながらできることとして著作権の本を読み返しています。

フリーで発信する場合には知らなければいけない著作権のこと。 一応クリエイター用の著作権の本は二冊買って読み込んではいるのですが、 それでもわからないことは結構ありまして。 結局不安になって、夜な夜なネットで調べたりしています。

だってデザインの世界で著作権の問題が起こる時って、ほぼほぼパクリ問題だと思うのです。 自分の胸に手を当てて聞いてみなさい!といったところで、ある意味シンプルです。

私は文章を書き始めて一年半程しか経っていないのですが、 それでもわかったのは、文章の世界はデザインの世界とは違ってこれは大丈夫なのだろうか? と思うような曖昧なことが結構あるということ。

たとえば、物語の題名を出すだけなら問題がないけれど、キャラクター名は微妙だったりなど。

内容に触れるというのもどこまでOKなのかわからないので、 小心者の私は、結局作者が亡くなっていて著作権の切れているものを選びました。 それでも日本は作者の死後50年でアメリカは70年だったり違いがあるので、 ウッカリしていたらと思うと怖いです。

私は会社員として働いていた時期と、フリーで活動している時期の両方があるのですが、 フリー=自由だと言うことは決して無く

だけど私が出している電子書籍、それから今主流となっている「投稿」という分野も、 本当の意味で完全にフリー(自由)なんですよね。 まるっと自分だけの作品を世に出せるなんて思いもしませんでした。

だけど当然、その分リスクも伴うのですよね。

私としては、一番のデメリットを上げるとしたら、やっぱり校閲の問題だと思うのです。 だからといってこの問題のために消極的な作品にはしたくないから、やっぱり勉強あるのみです。

フリーでやってみると、会社員として働いていた時には見えてこなかった他の職業のことが見えてきます。 デザイナーとしての私は「営業」という職業の重要性に気付いたものですが、 執筆活動を通しては「編集」という分野への認識が深まった気がしています。 電子書籍を出すまではわからなかったことでした。

とはいえ、個人出版をしている私は自分で調べるしかありません。 そこでクリエイターにオススメの著作権の本を二冊ご紹介します。 結構高い。痛いです・・・いや、必要経費!

本の表紙にも著作権はあるのですが、宣伝になる場合に問題があるわけもなく。 それでもなんだか著作権の本を読んだ後なので、 手持ちの画像を出すのは気が引けるのでやめておきます。


クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。

これ、読みやすいですし、必要なことが明確に書かれていると思います。 薄い本なので最初に読むに適していたし、 クリエイターといっても色々な分野の視点から書かれているところがとてもよかったです。 本を出版する上でのことも少し書かれています。

私は古本で買ったから気付かなかったのですが、結構高かったのですね。


クリエイターのための権利の本

ボリュームあります。 難しいところもありますが、たまに辞書のように引っ張り出して読むことになりそうです。

ただ、クリエイターと言っても映像・イラスト・漫画家・デザイナー関連が殆どでした。 文筆家や音楽家を含めて考えるなら物足りないかもしれません。

いいと思ったのは、クリエイターの視点、侵害する側の視点、 それを見つけた第三者の視点の三つの視点から書かれていることです。

うーん。もう一冊くらい欲しいところです。

最後にここも。特許情報がわかります。

特許情報プラットフォーム

2021/9/7 南口綾瀬

memo