国立国会図書館に納本する




「自分で取得したISBNを使用する」に引き続き、今回もちょっとマイナー情報です。 でも、一部の人向けの内容だからこそ必要な人がいるかもしれないのでここに記します。
せっかく体験しましたしね。

国立国会図書館ってなに?

国立国会図書館は、東京本館、関西館、国際子ども図書館からなる、 国内の出版物などを収集する国の機関です。 現在5年計画で、収集した資料のデジタル化も視野に入れているそうです。 (令和4年現在)

昭和23年5月25日から納本の受付を開始。 それを記念して、5月25日は「納本制度の日」なのだそうです。

なにしてるとこ?

おもな事業内容はこんな感じです。
①資料の収集
②書誌データの作成と提供
③資料の保存

納本のしかた

持って行ってもいいですし、郵送でも受け付けてくれます。 同じものを2冊納本すると、東京本館と関西館の2ヶ所に保管してくれます。

私はメールで問い合わせたあと、手紙を同封して郵送しました。 詳しくは国立国会図書館 収集書誌部 国内資料課までお問い合わせください。

納本するといいことあるの?

オンデマンド出版(受注生産)の出版物が15冊以上流通した場合、ここへ納本するのは一応義務です… が、個人でそれを守っている人は少ないかと。 自費出版(まとめて生産)の場合は100部以上です。

義務なのでメリットの話をするのは本来違うのですが、 万が一著作権の問題が発生した時、国の機関に記録が残されることは強みかなと思います。 私もそれが目的でした。また、国立国会図書館データベースで検索できるようになります。

でも一番の目的は「15冊以上超えたらいいな」というささやかな楽しみにしたかったからです。 あと、納本制度の日がお誕生日だったからです。

受領書を発行してもらえる

納本の際に受領書の発行をお願いすることもできます。
また、データベースに登録されるまでは一ヶ月程かかるようです。

なんか嬉しいですよね。


コミケや文学フリマなどで作った本があまった時などにもオススメです。

国立国会図書館

2022/3/22 南口綾瀬

memo